グッドスリープクリニックは、睡眠時呼吸障害のためのクリニックです。 東京都港区芝大門 浜松町 大門 大森
2012年1月26日
寒い日が続きますが風邪など召されていませんでしょうか。
寒いと温かい飲み物が恋しくなりませんか。そんなとき、私はお茶を飲むことが多いです。今回はお茶について紹介いたします。
日本にお茶を伝えたのは栄西禅師です。鎌倉時代のことですので今から800年くらい前になります。栄西禅師は「茶は養生の仙薬なり」と記しています。
現代でもお茶が持っている健康効果が取り上げられていますね。
お茶に含まれる主な成分とその作用
① カテキン、タンニン:抗菌、抗ウイルス作用。抗酸化作用。コレステロール値の調整。② テアニン:リラックス作用。③ カフェイン:覚醒作用。眠気、倦怠感の改善。
ここで、お茶の持つ覚醒作用を利用した昼寝の取り方を紹介します。
① 昼寝をとる前に一杯のお茶を飲みます。② その後目を閉じます。③ 昼寝は15分、長くても30分以内で切り上げて下さい。
カフェインが吸収され、効果が発揮されるのに15分ほどかかります。お茶を飲んでから昼寝をとると、目覚めるころにカフェインが効きだし目覚め易くなるというわけです。寒さで寝つけなかった翌日は、このような方法で睡眠を補ってみてはいかがでしょうか。
お茶の力を利用して、もうしばらく続くこの冬を乗り切りましょう。
投稿者: 検査技師
2011年11月30日
秋も深まり寒い日が続くようになりました。今回は冷え症の改善についてご紹介します。
いつも手足が冷えて温まらない、肩こりがひどい、夏でも汗をかかない、顔色が悪い、イライラしやすいなどの症状はありませんか?
どれも冷え性からくる不快症状の一つとなっています。
冷えの原因はさまざまですが、身体の保温を保つために必要なエネルギーを運ぶ血流が悪くなるのが主な原因です。
血流を悪くする原因には、運動不足、ストレス、偏食、ホルモンバランスなどがあります。
冷え性改善のポイントをいくつか挙げてみました。
① 水分代謝を整える 人間は体重の70%が水分であるといわれています。そして体内の水の中で最も大切な役割を果たしている血液は栄養の運搬をして老廃物を運び去るなどの働きをします。また人間の体は約60兆個の細胞から構成されています。この細胞1つ1つがいきいきと活動するために、細胞が蘇る水を体に入れることが健康に重要な条件のひとつです。
② 温度の環境を整える人間の体温は平均36.5度を保つのがベストです。なぜならこの温度が生命活動を支える酵素の働きを活性化させ、内臓機能を正常にするからです。昔から「頭寒足熱」が健康の秘訣といわれているように冷えやすい下半身を温め体温のバランスを取ることが大切です。お風呂と足湯を併用して体温が平均36.5度になるように心がけましょう。
③ 栄養の環境を整える健康に生活していくには食べ物に含まれる栄養素とその質がポイントです。
自然に近い形のバランスの取れた栄養を毎日摂ることが大切です。
④ 腸内環境を整えるお腹の中が汚れている人はさまざまな病気にかかりやすく老化も早くなります。善玉菌を増やす食生活を心がけましょう。
他にも軽い運動や食材を選んで食べる事や自分に合った簡単な方法を取り入れることで冷え性を改善できるように心がけ、毎日少しずつ実践してみてはいかがでしょうか。
投稿者: 受付
2011年11月17日
10月15日から京都国際会館で開催された第36回「日本睡眠学会学術集会」に参加してきました。
世界34カ国の研究者が集まるWorldSleep2011も同時開催され、会場には世界中から多くの人が集まりました。参加者は2500人以上だったそうです。
今回の学会では「災害における睡眠問題」や「サマータイムを考える」など、今日本が抱えている問題についての発表もあり、とても興味深いものでした。
ここで、今回のシンポジウムで発表された「健康睡眠を得るための寝具環境創り」についてお伝えしたいと思います。
健康な睡眠を得るためには寝具環境を整えることは重要な要素であり、寝具は睡眠の質を左右します。 歩くときの道具を靴だとすると、寝るときの道具は敷寝具です。 靴が合っていないと疲れ・違和感が起こります。敷寝具もそれと同様で健康に直結した生活用品だと言えます。 人の立位姿勢は側面から見ると背骨がS字曲線を描いています。最も自然に近い寝姿勢は立位の姿勢のまま仰向けにして、S字曲線を保ったままの状態だと考えられています。 そのため、敷寝具の構造は体全体を支えるためベース層は沈みこみを防ぐ硬さが必要になります。 一方、体に接する表面は体の凹凸になじむ柔らかく弾力性のあるものを選ぶと、適正な寝姿勢が保て、寝返りも打ちやすくなります。 敷寝具と枕の組み合わせも重要です。 ・柔らかすぎる敷寝具の場合・・・枕が高く感じられる ⇒背骨が不自然なW字ラインになり、腰に負担がかかります。・固すぎる敷寝具の場合・・・枕が低く感じられる ⇒体重が一部分にかかり、血流が妨げられる場合があります。
今後、寝具を選ぶ機会に参考にしてみてはいかがでしょうか?
2011年9月29日
お彼岸を過ぎて東京にもすっかり涼しい風が流れ込むようになり、 街角には夏の終焉と入れ替わるかのような形で 様々な"秋の気配"が漂いはじめています。
東京にも本格的な秋の訪れですね。 いわし雲に、アキアカネに、コスモスに、ススキに、スズカケ並木... 何気ない風景にもちょっと足を止めて目を遣れば、 秋の風物詩たちが着々と市井の秋化粧に支度を進めている。 そんな季節の移ろいが感じられる今日この頃。
スポーツ、読書、芸術など、 どんな嗜み事にも没頭しやすい過ごしやすくなったさわやかな気候下。 でもやっぱり、秋と言えば収穫シーズン。 つまり食欲の秋を語らずして秋を語るなかれ、 という食通の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
1年で最も食べ物が美味しい季節。 また暑い夏が終わり、これからの寒い季節を迎えるにあたり、動物は体温を維持するためにより多くのエネルギーを必要として食欲が増進されるだけあって、 秋刀魚、松茸、さつまいも、栗、梨、柿など枚挙に暇がない秋の味覚たち に目移りする季節でもあります。
さて、 ここで取り上げたい秋の味覚。
それは、来週あたりから色づきはじめる銀杏の実(種)、ぎんなんです。 独特の"クセ"があるために、 お酒を嗜まれない方などにはあまり好まれない食材としても有名ですが、 一度ハマるとその甘みを帯びたクサみ、 そして何とも言えないもっちりとした歯ごたえに 病み付きになってしまった方も多くいらっしゃるかと思います。
殻のまま炒るのも勿論美味しいのですが、 素材の風味を生かすには殻を剥いてから、サッと炒めて熱々のうちに塩を付けていただくのが、本当の"ぎんなん通"の食し方なんだとか。
かくゆう私は、茶碗蒸しにそれとなく添えられた ぎんなんの"つつましくもクセのある"美味しさに心を奪われたクチ。
ちなみにこのぎんなんは、ビタミンB、ビタミンC、βカロチン、レシチン、カリウムが豊富で、 古くから漢方では滋養強壮に加え、咳止め、コレステロール分解(脂肪肝予防)、 さらには膀胱の働きをコントロールする括約筋の強化など、 小粒ながらも万能な食用実として重宝されてきたそうです。
ただし、 薬膳効果にも期待があり、 ましてや晩酌のお供にも打ってつけのぎんなんにも、 大きな問題点があるのです。
そうです。ぎんなん通の方はすでによくご存知のことかと思いますが、ぎんなんを食する際のいちばんのご法度は「食べすぎ」。 要するに、大量摂取による中毒症状を引き起こす危険性があるということなのです。
小さくてプリッとしている、あんなにかわいらしいルックスをしていながら、 ビタミンB6の体への作用を妨げるという中毒物質、青酸配糖体のアミグダリンが ぎんなんには多量に含まれているのです。
大人には肝臓にそれを解毒するために必要な酵素があるのですが、 小さなお子さん(10歳以下)、あるいはお年寄りには当然ながら十分なそれがありません。 ぎんなんの大量摂取により鼻血が止まらなくなった、 さらにはひきつけや呼吸困難を起こしたという症例は世界各地で今も昔も後を絶ちません。
大人でさえもいちどに10粒を超える摂取量は危険だと言われている、ぎんなん。
シャレではすまされない本当の"中毒性"を持つ秋の味覚ではありますが、 摂取量さえ間違わなければやっぱりそこに美味しさの本質はあるわけなのですから。
食べ物にしろお酒にしろ、食欲はいつも適量に抑えるのがベスト。
名医こそ言います。 「何でも腹八分目、いや半分ぐらいがちょうどいいんだよ」と。
2011年7月25日
熱帯夜には、安眠が損なわれることが知られています。今回は、肥満や、糖尿病にも悪影響を及ぼす不眠症について取り上げてみます。
大事なイベントや、プレゼンの前日は、どうも眠れなくなったり、3月の大地震で眠れなくなった方、一方で、確たる心あたりがなくても十分に睡眠がとれなくなる方もいます。不眠からくる日中の眠気で仕事に支障を来したり、イライラする気分が落ち込むといった不都合が生じているのならば、かかりつけの先生や、産業医の先生、もちろん睡眠の専門外来などで相談してみてもよいでしょう。メタボ気味の人では、眠っている時に舌根などが気道をふさぎ呼吸がとまる睡眠時無呼吸う症候群がひそんでいるかもしれません。この場合は、いびきがサインとなります。また、中高年女性で、甲状腺機能の異常で眠れない方もいて、こちらは血液検査で見分けがつきます。さらには、うつ病、脳梗塞、脳腫瘍で眠りが妨げられていることもあります。
こういった体や心に重大な原因がないかをきちんと鑑別し、最後に残るのが、理由のない不眠症です。不眠症は、入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒、熟眠障害の4つに大別されます。それぞれ適切な薬で、睡眠リズムを取り戻せる可能性があります。最近は、依存性が少なく、使いやすい薬もふえています。不眠への囚われをなくすことで寝付きやすくなることもあります。今まで、順調に眠れていた方が、一度不眠に陥ると「このまま眠れなくなる」「うつ病になってしまうかも」と考えるあまり、「眠ろう」とばかり考えてしまい、緊張してかえって眠れなくなります。
新聞配達のバイクの音が聞こえて、空が白み始めた頃、眠る事をあきらめたとたん眠りに落ちるのは、緊張から解放されたからです。たとえ、不十分な眠りであったとしても、睡眠がとれていれば日中睡魔に襲われるかもしれませんが、不眠だけ命を落とすことはありません。幼い頃は、昼寝が必要だったのに、大人になると夜眠るだけで大丈夫になり、さらに高齢になると睡眠時間は自然に短くなります。若い頃より早起きになっても、何ら困らなければ自然の成り行きです。平日の睡眠時間を、週末に補うというのも悪くないが、寝過ぎるとその夜の眠りが妨げられます。
また、飲酒は眠る目的ではあまり勧められません。楽しく、ストレスを発散する手段としては最高ですが、実はお酒の力でとりあえず眠れても、数時間で逆に脳が興奮して目が覚めてしまいます。
今年も、熱帯夜まだまだ続きそうですが、適度にストレスを発散しながら乗り切りましょう。
投稿者: 医師
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